先生の個人授業

(発生時期:冬/平日 好感度条件: 発生条件:テストの結果、補習になる)

 

華麗なるジャンプ

(発生時期:夏合宿期間中 好感度条件: 発生条件:陸上部に所属している)

校庭
(わぁ、遅くなっちゃった!クラブ、クラブ!)
男部員「無理ですよっ!そんな細かいこと言われたって!それにこんな高さじゃ!
「そうかな……。
「あ、若王子先生。
「○○さん、やあ、遅いですね。先生なんか15分も前に来ました。
「すみません。それより、どうしたんですか?
「あ、そうでした。いいですか?
「踏み切り位置をもう3センチ深く。進入角は2度浅く。足の跳ね上げを──
男部員「だから無理だって!そんなに言うなら、若チャン、やって見せてよ。
「なるほど、それはそうだ。
女部員「若サマ、相手にしちゃダメです!危ないですよ!
「若王子先生、無理しない方が。
「無理……カチン。
「それじゃ、先生が証明して見せましょう。
「ベクトル方向にねじれモーメントが働いて……慣性抵抗と重力、抗力の和が…………いける!
スチル
「ハッ!!
校庭
「わぁーーー!!
「ざっと、こんなもんです。
「若王子先生!すごいっ!!
「ありがとう。
「若王子先生……。どうして起き上がらないんですか?
「クビと背中がつりました。助けてください。
「わっ!若王子先生!

やさしいお説教

(発生時期:平日 好感度条件: 発生条件:陸上部に所属している/クラブコマンドを実行/ストレスが80以上)

校庭
(ハァ……後片付け終了。後は、鍵を職員室に返して、若王子先生に報告して、それから──
「○○さん、こっちこっち!
「若王子先生?こっちって……あ!何してるんですか?
「ちょっと休憩です。君もどうですか?隣、空いてますけど?
スチル
「やあ、いらっしゃい。
「はい、お邪魔します……。
「…………。
「…………。
「まあまあ。
「…………。
「あの……いつまでこうしてるんですか?
「そうですね……じゃあ、君が一眠りして、目を覚ますまで。
「え?わたし、眠くないです。
「そうかな?じゃあ、目を瞑ってみて。
「はい……。
「やっぱり、べつに──
「シーッ……。
「ちゃんと、目を閉じて
「?
「ゆっくり、息を……出来るだけ静かに……そうだ……。
「…………。
(あれ?いつの間に、わたし……)
「おはよう。
「若王子先生……わたし、寝てたんですか?
「ほんの15分くらいです。なかなか魅力的な寝顔でした。
「ふふ……
(!!恥ずかしい……。)
「そのまま聞いて。
「一生懸命、何かをするのはとても素敵なことです。陸上でも、なんでもね。
「でも、今日みたいに、今にも倒れそうな状態で、無理をしちゃだめだ。
「とりかえしのつかない事故を起こすことだってある。
「……はい。
校庭
「ハァ……一眠りしたら、お腹が空きました。君は?
「はい、わたしも。
「健康な証拠です。後は先生がやっておくから、早く帰ろう。
(そっか、わたしが疲れてたから、それで若王子先生……)

先生オリジナルのコーヒー

(発生時期:10〜11月/平日 好感度条件:友好以上 発生条件:好感度条件を満たす/バイトのない日

化学準備室
(実験の後は片付けが面倒だな……え〜と、プレパラートの棚は……あった。)
「あれ?○○さん。
「はい?……わっ!!
「ふぅ……セーフ!危なかった……。
化学準備室(事故チューなし)
「ご苦労様。……大丈夫ですか?
「あ、はい。なんとかセーフです。
「ビックリしました。
(あんまりそういう風には見えないけど……。)
「コーヒーを沸かしてたんだ。君も、どうぞ。
化学準備室(事故チューあり)
「そんなに恐がらなくてもいい。先生、今日は手伝わないから。
「えっ?…………あっ!
(そうだ、これっていつかと同じ……。)
「いえ、あの……そういう意味じゃ……。
「えっ?
「あぁ……そうか。うん、なるほど……。
「そうだ!コーヒーを沸かしてた。君も、どうぞ。
スチル
「若王子先生は、いつもこうやってコーヒーを飲んでるんですか?
「そうです。
「あの、こうすると美味しいとか……。
「どうかな……そうでもないでしょう。
「じゃあ……。
「前は、こうしてコーヒーを飲むたびに、家からコーヒーメーカーを持ってこなくちゃと思ってたけど……。
「はぁ。
「どういうわけか、朝起きるとキレイさっぱり忘れてる。だからもう諦めました。
「諦めちゃいましたか。
「そう。
(ふふ、なんか若王子先生らしいかも。)

IQ200

(発生時期:春/平日 好感度条件:好き以上 発生条件:好感度条件を満たす/バイトのない日)

教室
(友達とおしゃべりしてたら遅くなっちゃった……早く帰ろう。)
(あれ、まだ誰かいるのかな?……あっ。)
スチル
(若王子先生、だよね……。こうしてみると、やっぱり素敵だな……。)
(でも、なんだかいつもと違う人みたい。それに……)
(難しそうな式がいっぱい。なんだろう?)
「……あ。
教室
「遅いですね。忘れ物?
「あ、はい。わたし、おじゃましちゃって……。
「ん?あぁ、これ……これは、まあ……うん。
「……?
「ちょっと思いついたことがあったから。君は、気にしなくていいです。
「さあ、早く帰ろう。先生も、もう帰ります。
「あ、はい!
(さっきの若王子先生、いつもと違う人みたいだった……考えすぎかな?)

桜の木満開の下

(発生時期:春/花見期間中 好感度条件:好き以上 発生条件:森林公園で花見でデートする)

森林公園
「今日は一段とにぎわっています。さすが、お花見だ。
「はい、本当に。
「それじゃあ、僕達も行きましょうか。花見客の仲間入りです。
「わぁ、きれい……。
「本当に。恐いくらい綺麗だ……。
「見てください。あっちの桜、ずいぶん古い木みたいだ……。
「どこですか?
「こっち。行ってみよう。
「はい。あっ……。
「……あれ?若王子先生?
「若王子先生!
(いない……どこだろう?)
「若王子先生!
スチル
「○○さん。
「若王子先生……。よかった。
「どうしたんですか?そんなに大きな声で。
「若王子先生が、どこかに行っちゃうような気がして……。
「……どうして?
「すみません。なんだか、急にそんな気が……。
「そうか……。
「ほら、先生はここにいます。
「はい。
「ここに、いますから。
(でも、若王子先生って急にどこかに消えちゃいそうな気がする……。)

クルーザーのお掃除

(発生時期:7月20日〜8月31日 好感度条件:好き以上 発生条件:デートで海へ行く)

はばたき駅
(若王子先生……あ、もう来てる!)
「若王子先生、暑いですね!
「暑いです。こんな日は、やっぱり海でしょう。
「はい。若王子先生から泳ぎに誘われたのは、ちょっと意外ですけど。
「泳ぎには行きません。というより、先生泳げません。
「……へ?
「クルーザーです。
「クルーザー……ですか!?
クルーザー
「わぁ、本当にクルーザー……先生のですか?
「まさか。先生がいろいろお世話になってる人の船です。
「なるほど……。でも、こういうのって運転免許とかいるんじゃ……。
「いるでしょうね。
「……?
スチル
「クルーザーって、デッキの掃除だったんですか……若王子先生の嘘つき!
「ハハハ!嘘じゃない。ほら、君はちゃんとクルーザーに乗ってる!
「…………。
「ねぇ、せっかくこんな豪華な船に乗ってるんだから、楽しもう!
「ホラッ!!
「わっ!!
(もう……こうなったら楽しんじゃえ!)

黒服の男

(発生時期:秋 好感度条件:好き以上 発生条件:臨海公園地区以外でデートする)

街中
(遅くなっちゃった!若王子先生、待ってるかな……あ、もう来てる!)
「若王子先生!あっ……。
???「ドクター若王子。
スチル
「君は……。
黒服「お久しぶりです。ドクター。よくやく見つけました。
「やあ、久しぶり。日本語、上手くなったね。どこで覚えたの?
黒服「日本に来て、あなたを探してるうちに。3年かかりました。
(誰だろう?お友達かな……。)
黒服「あなたの気まぐれに付き合っている暇はない。私と帰っていただけませんか?
「気まぐれなんかじゃない。僕には帰るつもりは無い。
「あの、若王子先生……。
「○○さん。
黒服「この女性は?
「彼女は関係ない。僕の生徒だ。今は高校の教師をしている。だから、戻るつもりは無い。
黒服「高校教師。IQ200のあなたが?馬鹿馬鹿しくて話にならない……。
黒服「才能の浪費だとは思いませんか?ドクター、あなたの頭脳が、いったいどれほど巨額の……。
「……生徒の前で、つまらない話はやめろ。
黒服「オーケー、分かりました。
黒服「I'll wait and see what happens.So long Dr.
「I said never.Forget me.
「さぁ、悪者はいなくなりました。行こう!
(若王子先生……。)

みんなの先生

(発生時期:修学旅行の3日目/好感度が最も高い 好感度条件:好き以上 発生条件:自由行動で一緒に行動する)

金閣寺
女生徒A「あっ!!若サマ発見!!
女生徒B「ホントだ!!若サマ〜!
「……?
スチル
女生徒A「若サマ、ズルいです!私たちと一緒に来てくださぁい!
女生徒B「ねぇ〜!独り占め禁止〜!
「あ、いや……困りました。
(あんまり困ってなさそう……。)
「あの、行ってきてください。わたし、平気ですから。
「……そう。じゃあ、ちょっと行ってきます。
「あっ。
金閣寺
(本当に行っちゃった……。)
(帰ってこない……。若王子先生って、けっこう押しに弱いからな……。)
(他のところを周る時間がなくなっちゃう。ひとりで周ろっかな……。)
清水寺
(……なんか、つまんないな。修学旅行なんて、来なければよかったかも……。)
(あ、ここ、ガイドに出てた恋愛祈願の……。)
(みんな楽しそう……。やっぱり、ひとりは寂しいな。)
「○○さん。
「若王子先生……。
「先回りです。先生をなめちゃいけない。
「でも、みんなは?
「あぁ、え〜と……撒いちゃいました。
「……いいんですか?
「良くないですね。でも、約束したから。一緒に周るって……二人で。
「若王子先生……。
「……そうだ。おみくじを買っておきました。一つあげます。
「あっ、大吉!なになに……。
(”思い人、来る”。)
「なんて?先生にも見せてください。
「ダ、ダメです……。
「あれ、意外とケチですね。
(いい思い出になっちゃった……。)
ロビー
「今日はこれで終わり。○○さん、ご苦労さま。
「いえ、そんなこと……。若王子先生、ありがとうございました。
「こちらこそ。……ところで、明後日の予定表は出してる?
「……あ。
「よかった。出してないことにしようかと思ってた。
「えっ……?
「明後日も一緒にまわろう。どうですか?
「はい、ぜひ!
「うん、楽しみです。それじゃ、明後日の朝、ここで。

この海の向こう

(発生時期:冬 好感度条件:好き以上 発生条件:海辺の散歩でデートする)

スチル
「そこには、朝から晩までパテント競争と金儲けに明け暮れる人たちがいて……。
「大勢の人を幸せにできるはずの研究が、くだらない名誉や金のために独占されている。
「ほんの数年前。この海の向こうの出来事。
「そんなことが、あったんですか……。
「でも、君とこうしてると、まるで別の世界の話みたいだ。
「君が僕を、この世界につなぎとめてくれる。
「若王子先生。
「風が出てきたな……。
「さぁ、温かいコーヒーを飲みに行きましょう。
「うん、手を繋いでて。
(若王子先生……)
スチル


学園演劇

(発生時期:3年目の文化祭 好感度条件:友好以上/好感度が最も高い 発生条件:文化祭で学園演劇を選択/準備に成功)

舞台裏
(お客さんがたくさん……。)
(このツバメの衣装も動きづらいし。転んだらどうしよう……緊張してきちゃった。)
「○○さん。
「若王子先生、わぁ!王子様の衣装、似合いますね!
「ありがとう。君だってなかなか、その……いいツバメっぷりです。
「…………。
「あれ?顔色が良くないけど、具合が悪いんですか?
「緊張してるんです。
「緊張……なるほど。
「若王子先生は緊張とかしないんですか?
「先生もお芝居は初めてだからドキドキしてます。でも、それがとても楽しい。
「楽しい、ですか……。
「上手くいかなかったら、その時ゆっくり反省すればいい。今はこのドキドキを楽しもう。
放送「これより、羽ヶ崎学園、学園演劇を開演いたします。
「○○さん。さあ、出番です!
「はい!
スチル
「ああ、なんとか私のこのルビーの瞳をあのかわいそうな母子に持っていってやれないだろうか?
「優しい王子様。そんなことをしたら王子様は目が見えなくなってしまいます。
「私には、目が見えなくなることよりも、あの母子が寒さに震えていることのほうが──
(うぅ、このツバメの衣装、動きづらい……)
「わ、わかりました!じゃあボクが王子様の瞳をあの母子に届けてきましょう。
「それはいけない。もうおまえは南へ渡らなければ凍えてしまうよ。
(……と、ここで王子様の周りをクルッと一周──ワッ!!)
「スイマセン!
「なんのなんの。……ほら、次の台詞を。
「はい!えっと、ボ、ボクの……
(どうしよう、台詞が出てこない!)
「”ボクだって”
「”ボ、ボクだって……”
「”凍えて死ぬことより”
「”凍えて死ぬことより”……あ!王子様のお役に立てないことの方が辛いです!
「はい、良く出来ました。
「ありがとう。私たちは二人とも幸福だ。
(なんとか切り抜けた……若王子先生、やっぱりこういうときは先生らしい。)

暖かな手

(発生時期:3年目のクリスマスイブ 好感度条件:好き以上/好感度が最も高い 発生条件:好感度条件を満たす)

スキー合宿
(はぁ、これで今年のパーティーもおしまいかぁ……。)
「……部屋に戻って寝ようっと。

「なんだかパーティで興奮して、寝そびれちゃったかな……。
「○○さん。どうしたんですか?こんな時間に。
「若王子先生。
「ちょっと、目が冴えちゃって。若王子先生は?
「目が冴えて夜更かししてる子を叱りに来ました。
「すいません、わたし部屋に──
「冗談です。先生は……なんだか、幸せで、眠るのが惜しくなって。
「幸せで?
「……手がかじかんでます。貸して。
「あっ……。
スチル
「温まった?
「はい。若王子先生、さっきのお話……。
「……うん。
「僕は、ずいぶん子供の頃から数年前まで、ずっとアメリカの研究所で働いてた。
「はい。
「その頃は、クリスマスって、デスクの上のおもちゃのツリーと冷たいターキーのことだと思ってた。
「そんな……。
「それが不幸せなことだなんて、考えもしなかったから。
「若王子先生……。でも、今は違いますよね?
「うん。
「今夜はこうして大騒ぎをして、大好きな生徒達の寝息を確かめて歩いてる。
「それに、ときどき寝付きの悪い子がいて、話し相手になってくれたりもする。
「すいません。
「こんなに幸せなことは無い。僕は今、幸せを噛みしめてる。
「困ったな。これ以上贅沢を覚えると、後が大変そうだ。
「若王子先生……。
「さあ、そろそろ部屋に戻ろう。頬っぺが赤くなってきました。
「はい。
スキー合宿
「○○さん。メリークリスマス。
「メリークリスマス。若王子先生。
「来年は君の手が、かじかんだりしませんように。
「はい。
「来年も君の頬っぺの上に幸せが訪れますように。
(こうして、2008年のクリスマスイブは終わった……。)

ここにいるよ

(発生時期:3年目12月25日 好感度条件:好き以上 発生条件:告白未遂イベントとイベント「暖かな手」を見ている)

スキー場
「思ったより風が強いですね。吹雪く前に、降りたほうがいい。
「はい。若王子先生、無理しないで下さいね?
「あ、カチン。ロッジまで競争しますか?
「いいですよ。
「Go!
「あ、ズルい!
(離れすぎちゃったかな。ちょっと待ってよう。)
(風が強くなってきたみたい……。少し冷えてきたし。)
「若王子先生大丈夫かな……。探しに行ってみよう!
「若王子先生!
(いない……どうしよう……。)
「若王子先生!若王子先生!
(わっ!)
スチル
「危ない!
「若王子先生……よかった。
「もう大丈夫。落ち着いて。
「わたし、若王子先生と、もう二度と会えなくなるような気がして……。
「…………。
「若王子先生は、どこにも行きませんよね?
「心臓の音、聞こえる?
「……はい。
「ここに居るだろ?落ち着いて。
「はい。
「僕はここに居る。どこにも行かない。
「もう君を不安にさせたくない。だから……。
(若王子先生……。)
スキー場
「先生が後から付いて行くから、吹雪になる前に、ロッジに戻りましょう。
(若王子先生、何か言いたそうだった……。)